中毒性があります

2022年2月2日

裏社会もので暴力的なシーンもあるので、読み手は選ぶ作品かも知れません。
私はハマりました。
弱く、寂しい子供であった律基が血に目覚めて雄になっていく過程と、不遇で復讐に捕らわれたアラタの暗くて孤独な心が近づいていく様子が、ヒリヒリするような緊張感と共に描かれています。
それでも根底にあった律基の優しさが、全てを溶かして昇華してしまったかのように幸せな結末に、ほっと安堵すると同時に得も言われぬ幸福感がある。
その相反する2つの感覚が中毒性を持たせているのかと。
とても面白い作品だと思います。
でもやっぱり好みは別れるだろうなぁ。

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いいねしたユーザ2人

おかんさん

(女性/60代～) 総レビュー数：15件
律花さん

(女性/50代) 総レビュー数：593件

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