このレビューはネタバレを含みます▼
BLの設定によくある、受けは「両親が不慮の事故で…」攻めには「忘れられない人がいて…」
って話です。
でもなー、、、、まさか攻めが既婚者とは。受けがハプニング的に知る展開。
いくら攻め夫婦両者の間では離婚が決定していると言われても。
まさかの攻めの忘れられない男性以外に奥さん娘がいたなんて。設定の風呂敷を広げすぎた感があります。
なのにチラリと出てくる攻めの妻と娘が薄ーい。絡みは一瞬。
この程度の出番なら既婚設定は要らなかったのでは。
そりゃね?最初は攻めの「会ってお茶するだけ」ってお願いから始まった関係ですよ。受けも納得してたんだし。
会ううちに攻めを好きになって深みにハマってしまって、グイグイいく受けは責められない。
でもですよ。逆に既婚を知らせなかったし流されてわりと簡単に手を出す攻めには、『無いわーー』と共感できず。
そして攻めの娘、父親も母親も浮気相手がいた(母親は再婚したい恋人がいる)…挙げ句に父親にも新しい恋人ができて、しかも男性でそっちの家族に奪われる事になるんだよね、、、、なんて、なまじ既婚設定で娘まで出すから余計な感想を持っちゃって(汗
と、BLはファンタジーと分かっていても、個人的には最後まで攻めの小狡い感じ・逃げ腰・自分勝手さだけが印象に残りました。
あ、受けとその兄弟は本当にいい子ですよ。