二の姫の物語
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二の姫の物語

和泉かねよし

おしい。

2011年1月14日
二の姫物語だけ購入しました。


感想は、ラストが個人的に少し残念でした;

以下ネタバレするので注意して下さい。






青推が主役だから、それでいいのかもしれないけど、

私は二の姫にもっと政治に関わってほしかったです。


あれだけの人達が二の姫のために集まったのに、

一度戦争を勝利に導いたことだけで、(もちろん、その意味は大きいけれど)政治の舞台を去るのは、支持してくれた人達に申し訳ない気がする。


支持者達も二の姫には幸せになってほしいだろうけど、青推と二の姫を結婚させるために、集まったわけではないと思うのです。


彼らは一回だけ戦功を上げるだけで、本当に良かったのでしょうか?


二の姫の、彼らに対する責任感に少し疑問が残ってしまいました…。


あと、二の姫は才能ある人物なのに、活かさないのは宝の持ち腐れだと思いました。


青推を支えるのも大事だけど、その能力を、もっと政治に活かしてほしかった。


私は青推と結婚してほしくないとは、言ってないです。

ただ、支持者達のためにも、国のためにも、二の姫がもっと長く国政に関わる姿が見たかった。

それから青推と幸せになってほしかったのです。


けれど青推の最初の場面の、一の姫に対して言った言葉や、他の場面でも、間の取り方、見せ方などは素晴らしかったです^^

おしいな、と思います。
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