雪の妖精
」のレビュー

雪の妖精

芹澤知

待ってました!白銀の世界、ピュアな恋物語

ネタバレ
2022年2月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 単行本化を今か今かと待ってました!真冬の北海道の厳しい寒さや木造の家の温もり、人の暖かさを感じる、ヒーリングのような作品です。両親を亡くし北国で健気に生きる春樹(受け)と、世界を飛び回り優しく明るい性格の成美さん(攻め)。登場人物はごくわずかで家の外は雪が降りしきる世界。そんな閉鎖的な空間と、成美さんが撮る美しく壮大な自然を感じさせる動物たちとの対比が見事で、一気に世界観に引き込まれました。それでいてきちんとBL展開もあり。ベッドシーンはありませんが、惹かれ合う2人の気持ちが結ばれるまで1冊に綺麗に収まっていると思います。とても好きな作品。おススメです。
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