このレビューはネタバレを含みます▼
とても素適なお話に感動し、読み終わってからも余韻が残りました。表紙も綺麗で惹かれました。佐吉が鬼の子を拾い育てるお話‥。アカは言葉が理解できないけど、心で感じ取ろうと佐吉を見つめるところが可愛かったです。
人間と鬼、一緒に暮らすのはアカの為にならないと思い‥山に還そうとするところは切なくて泣けました。アカは佐吉にまた会えるのを待っていたのでしょう。佐吉もアカに会いたくて探し続け、そして悲しい別れ‥胸が詰まり泣けました。時が経ち、予想をしていなかった出来事に涙が‥そして温かい気持ちが溢れ‥笑顔になれます‥。作者さまの書かれてた通り、あとがきを読んでから読み返すと違った視点で読めてよかったです。ほっこりする人外の話が好きなのでこの作品にとても心が癒やされました。