ネイキッドカラー
」のレビュー

ネイキッドカラー

アマミヤ

画家

ネタバレ
2022年2月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ BLアワードにノミネートされていたので気になり購読!お初の作家さんですが、どれもレビューの評価高いですね。
フォローしているレビュアーさんも高評価だったので即読みました。

花屋のオーナーで不動産投資家の如月×絵描きの不破。
不破の絵に一目惚れした如月が通いつめ、セ フレとなった2人が両想いの状態なのにお互い言葉にしないことで不安になったり嫉妬したりするストーリーです。
芸術家との恋愛、絶対に不安になることも多かったと思いますが、不破を自由にさせていたことが偉いですね。
まぁそれで結局は嫉妬に狂うことになるんですが。
不破も、如月の何気ない行動に不安を感じるようになり絵が描けなくなったのが切ない。もうそんなに気持ちが大きいんだなと感じて胸が苦しくなりました。
2人で日向ぼっこするシーンもすごく癒されました。
私の中で、芸術家って自分の中の激情を表現するので常人には理解できないところがあったり、私の倫理観とは別のところで生きていたりするものなのかなと思っていました。
不破さんも、そんな風にミステリアスなんですが、ひとりの人間で、好きな人と一緒にいたいと思うごく普通の人間だと感じられて、安心できたことが1番良かったです。
画家の不破の絵も気になりますが、如月の独特なフラワーアレンジメントもすごく気になったので、その辺カラーで読みたかったです。
いいねしたユーザ6人
レビューをシェアしよう!