珍しい設定です

ネタバレ

2022年2月11日

このレビューはネタバレを含みます▼ お話の序盤にヒロインはヒーローに想いを遂げ、子を授かります。しかし次章では既に子を事故に見せかけて謀殺されています。お話は失った子への想いと義父への叩き込まれた服従心が根底にあって続いてゆきます。中盤までヒーローが何もわかっていなく、ヒロインへ酷い仕打ちはあんまりですが、官能描写の山場でもあります。この作者様は以前の作品にも暴力場面がありましたが、ＴＬでは少ない描写ですし創作品なのでそこは楽しみたいです。
中盤以降は事件解決と2人の関係の修復に一気に進んでゆきます。
個人的には王様が1番闇を抱えていそうな感じで、周りのキャラもお話を膨らませられそうな魅力があるのですが、主役の2人はハピエンなのでまとめた感ありです。仄暗さは周りにあって2人にはありません。あとがきにも書かれていましたが作者様にお子様の誕生があったようでこういった作品になったのでしょうか。わりと好きな作家さんです。

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nijiko さん

(女性/60代～) 総レビュー数：624件

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