面白かった。久々にこの作者さんの作品を読み、無駄のない筋立てに引き込まれました。
サシャ王の秘密もかなりの意外性で、その凶悪と紙一重の性格もなかなか良かった。
ヒロインとヒーローがとんでもない尋問拷問から、子どもの死の謎に立ち向かうという経験を共有し、気持ちが通じ合っていく展開にも納得でした。
★をマイナス1にしたのは、ヒーローの性格が途中から驚きの様変わりで、面白くはあるし、憎めないのですが、あまりに都合よすぎ と思ったから。
無理やり感のあるクーデターは起きない 作品が好きなので、とても満足した読後感です。他の方のレビューのとおり、ソーニャ文庫の番外編も楽しめました。