このレビューはネタバレを含みます▼
感受性が強くて優しく隙のある加納さんが素敵。彼の目に映る人や三番線ホームも列車も日常の何気ない風景だけどキラキラして加納さんの心の中を映しているみたいでした。
よくBLでテーマになるゲイとノンケの恋の葛藤。作中に(あなたの「俺は違う」という気持ちはずっとあなたの中にあり続け、プライドを傷つけるかもしれません。逃げ場のない僕ですら苦しくて逃げ出したい時があるのです。僕はずっと一緒にいたいけれど、とても難しいことです。)と加納から店長へ想いを打ち明ける場面がありますが、今まで読んだ中で一番刺さりました。
加納さんみたいな人が幸せになれる世の中であって欲しい!