償いの調べ
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償いの調べ

富樫聖夜/うさ銀太郎

本日は真綿の檻完成記念日となりました。笑

ネタバレ
2022年2月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全9章+プロローグ,エピローグ。
伯爵令嬢のシルフィスが最初不幸続きで可哀想でしたが、後半にちゃんと心も身体も想い人と結ばれて幸せになれて良かったです!…表向きは。怖っ!笑。
9章まで読むとシルフィスsideでは"紆余曲折辛い事もあったけどやっとハッピーエンド幸せいっぱいの未来が待ってます!"ですが、エピローグ読んでしまうと「Oh…ソーニャ…!!」となります笑。いや、その片鱗は各所に見られるんだけどね、うん。仄暗い劣情大好物よ、うんありがとう。
辺境伯のアルベルトが自覚有りの狂愛で良きでした。さすが辺境伯、綺麗だけではやっていけない。直接的でも間接的でも奪うと決めた命は奪うの震える。しかしシルフィスの前でだけ微笑むの反則最高ありがとう。シルフィス手に入れる為なら手段選ばないの良かったしアルベルトの隠してない歪みを周りの側近や友人は分かってるの良い。ロックオンした時点で俺のモノ確定良き。素敵執着ありがとう。
お互い言葉足らずだったり誤解してたりしましたが最後は2人の中での大団円。真綿の檻完成、誠にめでたい笑。それまではアルベルトも気持ちを言わないしシルフィスに無理矢理身体を開かせるような描写が多いのでえちの甘さはほぼありません(イヤイヤ言いながら受け入れてるけどね笑)。そういった表現苦手な方には要注意です。甘々えちは後半も後半。アルベルト絶.倫.設定ですが意外とえちさらっとしていた様な…気がします。
お話は全体的にシリアステイストですが鬱になる様な表現は無くあっという間に読み終えてしまいました。後半真実が明らかになる所は面白かったです。
あらすじ読んで気になった方は是非!
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