最高の小説家 ~書店員を始めたら客が推しでした~
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最高の小説家 ~書店員を始めたら客が推しでした~

藤河るり

うわぁぁぁぁぁぁぁ。

ネタバレ
2022年2月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 藤河先生最新作に舞い上がる。しかも、なんと『最高の小説家』の番外編スピンオフですよぉ。まさか違う角度から二人を見れるなんて、最高じゃないですか。
本編は27日まで一巻のみ値下げセール中です。まだご存知ない方は、ぜひ色気と艶の官能的な二人に悩殺されちゃって下さい。
そして!今回は円城寺先生の行きつけ書店の、書店員女子の目線での、まさしく『覗き見』スピンオフで楽しく描かれています。19ページ100ポイントで短いながらも、萌えたっぷり。おそらく自分達では気づかないであろう部分のお互いの愛され度が、第三者目線で語られるのも粋な演出で、間接的な気付きの方がキュンとさせられるかも。
店員さんの萌え萌えな心の声は、きっとみんな同じように思うはず(笑)それを上手く面白可笑しく調理される藤河先生の表現力がナイスです。

たまたま聞こえてしまった推しの会話(そうなのか?)
私なら…
頭の中をぐるぐる回転させて、色々パズルを組み合わせて、探偵よろしく二人の関係を考えてしまいそう。
耳が羽ばたいて飛んでしまいそうなくらい、ダンボの耳になって、全神経をそこに集中させてしまうなぁ。
そして、「家政婦は見た」の如く、こっそり瞬きもせず目を凝らして見る(笑)

それにしても、書店員さん、よく見ていらっしゃる。第三者だからわかる一般人に向ける笑顔との違い。ふふ。愛がダダ漏れな二人。なんて愛しそうなの。素敵です。

あからさまなイチャつきはないけれど、推しを見ているだけで、目が喜ぶ気持ちはすご~くわかります。楽しいねぇ。書店員さんが羨ましい。もっと見ていたいなぁ。

これは一話読み切りなのでしょうか…完結表示がないのは、また続きがあるのかな?
期待してお待ちしておりますが、大病後ゆえ、藤河先生ゆっくりとお身体ご自愛くださいませ。応援しております。
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