親愛なるオメガへ
」のレビュー

親愛なるオメガへ

有木映子

憎しみから親愛へ

2022年2月15日
オメガバースという重く深いお話しですが、有木先生の絵柄は繊細で綺麗なのであまり苦しまずに読めました。
Ωは商品のように使い捨てにされ玩具のように扱われるのも酷いですが、Ωの抑制剤の副作用も酷くてとても可哀想でした。
できれば、もう少し慧星の気持ちの変化を見たかったです。本当は人を信じたかった孤独な慧星と、誰かに心から必要とされたかった雁野が、最後は気持ちをやっと通じ合わせてよかったと思いました。ずっと家族一緒に幸せになって欲しいなぁと思います。
4コママンガも描き下ろしの異次元マンガも可愛くて面白かったです。
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