マグニチュード
」のレビュー

マグニチュード

千葉潔和/工藤かずや

すごかった

ネタバレ
2022年2月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初はもっとチープな作りの、お色気半分、ご都合主義な軽めの陰謀ものだと思いましたが…滅茶苦茶本格的でした。偶然握ってしまった政府の大地震にまつわる秘匿情報をすっぱ抜こうとするゴシップ週刊誌の社員たちの逃亡劇から始まり、日本のみならずアメリカ・中国を相手に立ち回るヒロインに最後まで釘付けでした。一人また一人と仲間が消され、白石が殺されたのちも春雄が終盤まで活躍したのは予想外でした。できることならラストは個人的には、「実は白石の子を身ごもっていたヒロイン、白石への想いを胸にカメラマンを続けながらシングルマザーとして逞しく生きる」みたいのが良かったんですが笑、劉がせっかく亡命してくれたことですし、二人で幸せになるというのもアリですね。面白かったです。
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