手負いのライオン、囚われのバンビ【コミックシーモア限定特典付き】
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手負いのライオン、囚われのバンビ【コミックシーモア限定特典付き】

展開が新鮮

ネタバレ
2022年2月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 記憶障害で関係を否定するのではなく、むしろあまあま、溺愛するようになるのは真新しい展開で新鮮でした。終始健気な花鹿と、花鹿の気を引きたいあまり脅迫して近づいたことで自分を追い詰めてしまい記憶障害を起こすところに萌えました。花鹿とのやり取りの記憶がない玲央が本来の葛城の姿で、花鹿に酷いことをしたのは花鹿をどうしても手に入れたかった葛城の格好悪い姿だった、ここの心理描写が記憶が戻った玲央が葛城に弁明するだけなのはもったいなく、しっかり葛城視点でふり返ってもらえたらもっと良かったな。記憶障害を起こしている間の花鹿の気持ちは特に健気で切ない。記憶が戻った玲央は本来の優しさで花鹿を溺愛しつつバンビに少し意地悪言う感じが堪りません。花鹿は自分たちをスクールカーストのトップと底辺と評していますが、底辺といった感じはなく、クラスの雰囲気も基本ほのぼのとしています。
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