きれいにまとまってま





2011年1月27日
すが。
加害者、被害者両方の家族の葛藤はとてもリアルで引き込まれます。
第三者に言いたい放題言われてしまうネット社会や、マスコミには、昨日まで平凡な日々を過ごしていた一般人には堪らないことだとゾッとしました。加害者の母親が息子のSOSに気づかなかったのは確かに取り返しのつかないミスでしょう。でも、大人とは自分も子どもだったのに都合よく忘れて自分のいいようにしてしまいがちなものです。加害者の母親、被害者の母親の心の交流があることが本作品の救いを表しているように思えましたが、実際のところそんなにきれいにはおさまらないと私は思います。「海容」許しをタイトルにしているので、きっと人間の良心を信じ、罪を償い更生し、そして次の時代へと過ちを繰り返さず、希望のある未来を継承してほしいという私の思い込みかもしれませんが、そのような気持ちにさせてくれる作品でした。フィクションだからこそ、希望のある展開の物語を紡ぎ、それがなんらかの形で世界が変わればいいなと思います。子ども本来にある輝きを取り戻してほしいです。
加害者、被害者両方の家族の葛藤はとてもリアルで引き込まれます。
第三者に言いたい放題言われてしまうネット社会や、マスコミには、昨日まで平凡な日々を過ごしていた一般人には堪らないことだとゾッとしました。加害者の母親が息子のSOSに気づかなかったのは確かに取り返しのつかないミスでしょう。でも、大人とは自分も子どもだったのに都合よく忘れて自分のいいようにしてしまいがちなものです。加害者の母親、被害者の母親の心の交流があることが本作品の救いを表しているように思えましたが、実際のところそんなにきれいにはおさまらないと私は思います。「海容」許しをタイトルにしているので、きっと人間の良心を信じ、罪を償い更生し、そして次の時代へと過ちを繰り返さず、希望のある未来を継承してほしいという私の思い込みかもしれませんが、そのような気持ちにさせてくれる作品でした。フィクションだからこそ、希望のある展開の物語を紡ぎ、それがなんらかの形で世界が変わればいいなと思います。子ども本来にある輝きを取り戻してほしいです。

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805番目の宇宙 さん
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