不器用×グイグイ

1巻は、酒を扱う会社の営業さんが造り酒屋の息子に惚れてめっちゃアピールして結ばれる話です。最初は普段読まない画風であること、結構ストーリー強め（エロは数的にはあるけどそんな長々と描かれてはいない）な作品であることに戸惑いましたが、その辺は途中で慣れてバッチリ適応できました。2巻は、2人のいちゃラブもあり、ちょっとした当て馬もあり、2人の絆の深まりを楽しめます。前提として、不器用,恋愛不信,日本育ちな攻めと、ポジティブシンキング,恋愛脳,アメリカンな受けでは、育った環境も価値観も全然違うわけです。この2人が結ばれた先は想像通り、お互いを認めたいのに相手の行動が理解できない問題。読めば分かるとしか言えないのが辛いとこですが、この問題に立ち向かう2人が「本当にお互いのこと大好きなんだな〜」と思えて、どんどんハマれる作品でした。何より2人がお互いに対して誠実というか素直というか、変に嘘ついたり誤魔化したりしない潔さには好感が持てます。何となくフラッと買った作品ですが、すごく好きになりました。