このレビューはネタバレを含みます▼
焼肉屋に集まるゲイ3人、信司、馨、千之助と店主の龍一、仲良しの4人。焼き肉と日本昔ばなし盛りご飯を食べながら、恋バナにも花が咲く。焼き肉で心もお腹も満腹にしながら、恋する男子達3CPです。1巻表紙、印刷会社の営業信司と現場で働く年下の白瀬、腐男子の馨と同人誌仲間の義経(ベンケイ)、幼馴染の龍一と千之助。恋愛を通して、それぞれ抱えてるモノからの解放もあって、読み応えあります。信司×白瀬は、最初白瀬の冷たい態度に傷心の信司でしたが、白瀬のツンにも意味があって、またそれが可愛かったです。BL同人誌で繋がる馨とベンケイ、陰で不器用でコミュ障な馨が、好きなベンケイのために一歩一歩進んでいきます。明るい社交家と思っていたベンケイが、実は馨と同じものを抱えていた…と打ち明けたエピソードが良かったです。多様性認めるという中に、コミュニケーション能力は入らないのかな。結局は今のところ、まだ恋愛未満っぽいので、今後に期待したいです。一押しは龍一と千之助。お互いを意識した大事な時の対応を、間違ってしまった(と思う)ために、長い長い時間を親友として過ごしてきた二人。まだまだこれから、Kissだけでデレまくってるだけでは物足りません。インド映画が気持ちが高揚すると踊るみたいに、食事シーンで表現しいるのでしょうか。エッチなシーンはほぼ無いに等しいですが、それも良いです。