優等生は運命の赤い糸に逆らいたい
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優等生は運命の赤い糸に逆らいたい

いがりペコ

可愛い恋に夢中です❤️

ネタバレ
2022年2月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ ぐふふっ。もぉ、表情筋が弛みっ放しで締まりのない顔しているはずだ。ニマニマが止まらない。
優等生とヤンキーの組み合わせは萌えCPの1つです。どんなに王道展開でも、優等生・宮成に運命の赤い糸が見えてしまうという設定は、面白くて楽しい。宮成自身も真面目が故のキャラがクスっと笑えて可愛い子です。
羽柴はヤンキーではあるものの、とにかく優しい男の子。他人のためのケンカでも言い訳しない男前がカッコよ~。見た目でダメな奴と決めつけるダメ教師に、羽柴のあきらめ感があるのも無理ないけど、なんだかもどかしい。そこを宮成が掩護射撃したところはスカッとしました。母親のために強くなりたいと心に誓った小さな羽柴少年のいじらしい事よ。ほんとはずっと心優しい子なんだよね。
運命の赤い糸なんて信じないし、恋に落ちるわけがないと否定しながらも、羽柴の優しい面に惹かれていくのもとても自然です。恋を知らない優等生くんが、恋を意識する。なんて可愛いんだろ。
羽柴の気持ちはまだはっきりと見えて来ないけれど、気持ちがどう動いていくのか見ものです。
赤い糸が見えていても、見えていなくても、きっと恋に落ちてるんじゃないでしょうか。これからが楽しみです。
最近多い少女漫画ジャンルのBL。おそらく少女漫画では、きわどいエチは期待出来ない気がします。あれば嬉しいなぁ…
ただ気がかりは、宮成の問題。優秀である事が当たり前の考え方の父親と、兄弟格差を生んでる家庭内の宮成の辛い気持ちが痛いほどわかります。うちの父親も褒める事を知らない人でしたから…どれだけ頑張っても虚しくて、自分のために頑張るしかない。誰のためでもなく、自分自身のために頑張りなさい。と、全世界の子供たちに声を大にして叫びたい。宮成のように、自分が悪いと自己を責める事がとても辛くて、そんな風に思わないで欲しい。「すごい」と認めてくれる羽柴が心の拠り所になるのもわかります。
まだ、家族の件では不安が残りますが、どうか宮成を傷つけないで欲しいですね。
この先、全力で応援したい二人の恋です!

とても綺麗な絵で好きなのですが、テレビのCM明けのように各話の冒頭が同じ件を繰り返して始まるのがたまにキズかな。そこに大切なコマが費やされるのは、もったいない気がしました。「いや、ソレさっき見たって」と突っ込まずにはいられない(笑)でも作品好きだぁ~。
続きが楽しみで待ちきれません!
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