ばらの森にいた頃
」のレビュー

ばらの森にいた頃

雲田はるこ

バラエティー豊かな表情が好き。。

ネタバレ
2022年2月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新宿ラッキーホールが良かったので此方も購読です。
2017年発行の4部構成の短篇集。

「ばらの森にいた頃」←とても良かった。。
吸血鬼と転生を繰り返す少年の数百年にわたる恋。切なく美しい物語に涙が滲んでしまう。読み終わりタイトルを見返し、ああぁ。。過去形。それでも希望は失われないお話。
「モンテカルロの雨」
転機を賭けた崖っぷちの中年役者と海外の若手人気スター。無責任な監督の思いつきによる台本演出変更。配役に選ばれた理由。待望の雨でいざ本番。色んな転機の始まりの予感です。
「ヨシキとタクミ」
対立グループのヤンキー。銭湯での色々はナイショです。WHO調べもいとおかし。。日頃はケンカ相手でもお風呂から始まる恋もあり?なんかかわゆいなぁ。。
「Be here to love me」←めちゃ好き。。
ダメBLアンソロジーより。足フェチリーマンと俺の女神と称するブログの主で職場の後輩。どちらもかわゆい変態でございます。もう罠でもどうでもいいですね。

雲田先生が描かれる柔らかい画風が、とても愛らしく美しいですね。目元口元の描写がお上手というか、色んな表情の変化が多彩で豊富。ほんとに愛らしくて大好きになりました。

(3月4日までセールです)
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