ヒーローは結構な呑気者





2022年2月18日
ヒロイン父はヒーローを娘婿にと考えても養子にしようとはしなかった。血筋に拘り、作中にある通りどこの馬の骨とも分からない男を後継者とは考えていないことを、婚約破棄後7年もヒーローは考えなかったのだろうか。「君の一生を台無しにした」というヒロイン父の言葉が解答だろうと思う。なのにヒーローはヒロインが出て行ったせいで現在困難な状況にあると責める。分かっていたならこの言葉は出てこないはず。DVのそれらは非情に腹立たしいが、登場人物の全てに言える事だが それらにおいての感情が希薄。肝心要のラブも希薄。表題にある「初恋」の仄かな香りだけで物語を引っ張っていこうとしていて情熱薄く違和感アリアリ。こうなると、物語の中で たられば状況が私の頭の中に渦巻いて物語を楽しむどころではなくなった。

いいねしたユーザ1人
-
ちょびヒゲ さん
(女性/50代) 総レビュー数:0件