恋かもしれない
」のレビュー

恋かもしれない

波真田かもめ

チャラいイケメン実はウブで可愛かった

ネタバレ
2022年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めての作家さん。人気作「おはようとおやすみと…」が早々に脱落(ゴメンネナサイ)、でも日常系もだもだは好きなので2番目に高評価高レビュー数の本作にトライしたら当たった!3年付き合った彼氏にフラれた踊場は校正の仕事で偶然目にした竹富島を衝動的に訪れる。そこでチャラいイケメン弥生に自死志願者と間違われ、旅の恥はかき捨てと彼に自分がゲイで失恋したことを話す。で、何となくキスしちゃうw東京で偶然再会したら、年上の遊び人だと思ってた弥生は年下の大学生で、踊場にされたキスが初めて。「俺の人生にもう恋はいらない」なんて意味深な言葉を残されたら恋に夢見る未経験者は気になって当然w執着されても仕方ないwおまけに踊場は弥生にキスしたことも覚えてない。チャラそうな弥生が真っ赤になって怒るギャップがたまらんwそもそも竹富島でも彼は踊場の自死を心配して後つけたんだから優しい誠実な青年だ。勢いで、突然カラダからの関係が始まるwそれがゆっくり恋へと変わって行く。ウブな可愛さを振りまく弥生だが、最初の印象からかけ離れてるのは踊場も。生真面目で不器用そうに見えたが、結構自分勝手でクール、大人の余裕とイジワルを巧みに使い分ける。良い裏切り方w校正・校閲の仕事も楽しかった。でもこの仕事にフリーは難しいと思うよ。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!