Ω×αという意外性、攻のビジュアルの良さ

ネタバレ

2022年2月25日

このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバが苦手なのですが、Ω×αという意外性と攻のビジュアルが世界一好みすぎて購入を決めました。ハピエン派の方々には謎が深まってしまうストーリー展開なのかなと思います。
受αが攻Ωによってジワジワと周辺の人間関係から囲われていって、母親を不幸にした父親という反面教師の存在もあり、番ってしまったが最後、攻Ωの他を顧みない重すぎる愛と受αの優しさ甘さ純粋さが上手く噛み合って、受αが狡猾な攻Ωによって計画的に落とされていく様子が最高でした。虐げられ光の差さなかった人生に突如現れた受αのような存在は、若く幼く世界の狭かった頃の攻Ωを深く執着させるには十分すぎたのかなと思います。
以上が一巻で、二巻は、二人の関係がこれからもそれなりに続くのであろう説得力を与えてくれるような内容でした。
程よく歪で綺麗すぎないストーリーにとても好感を覚えました。強いて言うなら一巻はオメガバ要素が薄く、それを補足するように二巻では一気に当該要素が押し寄せてきたギャップに少々驚かされました。

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