町人Aは悪役令嬢をどうしても救いたい ~どぶと空と氷の姫君~
目黒三吉/一色孝太郎/Parum
このレビューはネタバレを含みます▼
好意からではなく、単純に自分と自分の大切なものを守るため、運命を変えるためにモブでありながら悪役令嬢に味方するという。
乙女ゲーのモブに転生する作品は他にもあり、主人公が取るはずだったスキルなどを先回りして盗ったり、お金を稼いだり鍛えたりするところなどもよく似ていますが、取り敢えず目的達成のために守りたいのが悪役令嬢だけで、ヒロインや王太子は素行最悪っぽいし、よりローテクで中世っぽく、ガイドしてくれる便利な相棒もいないので、まったく違う作品に感じます。
断罪イベントは前座で、その後のストーリーに重点を置いているところにオリジナリティーがあります。大概の作品では断罪された悪役令嬢によって国がピンチになるので、そのフラグを折ります。でフラグを折って令嬢と仲良くなってめでたしめでたしというのがパターンですが、この作品ではヒロインがクズすぎて諦めないので、結局は傾国の憂き目に遭うことになり、そこからが見所になっています。
かなり好きな作品です。
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