水の春
」のレビュー

水の春

黒沢要

静謐な空気に包まれる幸せ。

2022年2月26日
父と息子それぞれの物語。
ともに静謐な空気の中で幸福感に包まれます。
登場人物達の瞳が印象的で、その瞳に吸い込まれて一気に感情移入させられます。。

「お前がいいって言ってくれる俺が持っているもの全部お前にあげる」
「私が持っている君が欲しいと言うものを贈りたかった」
父と息子のそれぞれの物語の中でリンクする大好きな場面。

初読みの作家様。素敵な作品をありがとうございます。
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