パラダイス・ビュー【単行本版】
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パラダイス・ビュー【単行本版】

小嶋ララ子

切なくて泣ける名作

ネタバレ
2022年2月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 上巻164P、下巻196P。君とパレードの続編ですが、知らずにこちらから読みました。回想出てくるのでこちらだけでも楽しめますが前作読んだ方がより楽しめると思います。結構早い段階で幸せは続かないんだ…となるので幸せそうなシーンを見てもずっと切なかった。長い付き合いの2人だけど、秀緒が家族にカミングアウトしたことで揺るがないと思っていたものが崩れそうになる。男同士という現実、家族、仕事…好きだけじゃどうしようもないけど、好きという気持ちが突き動かす事もある。描き下ろしも切なくて、あれだけ悩み苦しんだんだから2人で幸せに末永く暮らす道ではなかったの…とめちゃくちゃ泣いたんですが、ずっと傍にいると交わした約束を守り続けてる秀緒の愛、素敵でした。ただ、ドイツに行ってからの2人の生活も見てみたかったなぁ。キスシーンはあるけどえちはなし
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