このレビューはネタバレを含みます▼
今月新刊《M/M小説》
新刊が嬉しくて前3巻を復習読みして挑みました(笑)
やっぱり面白くてクオリティの高さを再確認。
今回も意外な切り込みがありとても良かったです◎
月吠えシリーズ(1月への→2ヒトの→3星に →4すてきな)
人間に変身できる犬'クィック'達がひっそりと暮らす人里離れた町マッドクリークが舞台の4作目(嬉)前作の犬コロナでクイックを頑なに隠すジェイソン達にいいように振り回されたシェルターのラヴが主人公。
最愛の飼い主を亡くしてから不幸続きのサミー(ラブラドールレトリバー)は処分施設からラヴに保護されたものの、人間不信からシェルターを脱走しラヴが追う始まり〜。
犬シェルター経営者ラヴ×クィックのサミーの話。
一年前にクィックと衝撃的な出逢いをしたラヴが、聡明で誰よりも愛犬家の犬バカで、自力でクィックの存在に辿り着く過程が素敵◎シリーズのクィック達の犬の部分の純真さが私にはツボで、今回は前3作以上にそこを表現されていて、その純真さとのほほんさが微笑ましく萌えだらけ(笑)
ラヴとサミーの関係性は勿論◎恋愛だけにとどまらず、様々な問題に切り込んだ展開は感動的で大変読み応えがありました。
タイトルの意味が深い◎
生真面目ランスとラヴは犬猿の仲にみえて大きな愛を持つカリスマ的な似た者同士で、騙し合う駆け引きが良き◎
前主役達がモブではなくキャラを保ったまま主要メンバーで登場するのも大変有り難く楽しいんですよね。産業もない鄙びたこの町に遠くから来た人間(ティム・マット・ラヴ) が町の為に能力を遺憾なく発揮できて群れの仲間になれる幸せ感◎
はぁ〜マッドクリークの公園ベンチに一日中座っていたい(笑)
イーライさん・冬斗さん・麻々原さんのコラボ最高です。
次作が待ち遠しいです〜