風と木の詩
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風と木の詩

竹宮惠子

少女漫画の金字塔!!

2022年2月28日
数十年ぶりに読み返したけど、
やっぱり最後は切なくて胸がつぶれそう。
高校時代に初読みしたときは
「これはもはや文学ではないか!」と衝撃受けたものです。

孤独、愛、友情、死と生、残虐とエロティシズム。
人間の最も本質的なものを鮮やかに映し出した超大作。

高潔なセルジュと、上流社会のあだ花のように咲き誇るジルベール。
悲劇的結末しか予感できないのに、
進むことしかできない愛。
美しいです。
「愛のかたちの違い」について考えさせられます。

使い古された言葉ですが、これぞまさに「不朽の名作」「金字塔」。
感動しすぎるので、毎度、読むのにパワーいります。
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