蝶のみちゆき
」のレビュー

蝶のみちゆき

高浜寛

余韻が...

ネタバレ
2022年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ あぁ、しばらく何も手につきそうにありません。几帳が、おたきさんが、トーン先生が、健蔵さんが、源さんが徳さんが...綺麗事だけじゃない人生を本当に生々しく精一杯、生きています。たまりません。冒頭から蝶に導かれるようにお話が進みます。セリフはもちろんのこと、所作、小物のひとつひとつにも込められた思い。饒舌ではなく、心の機微を描くってこういうことなのかなと思いました。後書き含めて隅々まで読み込まずにいられない作品です。高浜先生、こんな素晴らしい作品をありがとうございます。160Pほど。
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