若葉寮で、君と
」のレビュー

若葉寮で、君と

佐久本あゆ

若葉寮での短編集

2022年3月4日
どれも青春感じる爽やかな3組のお話。初コミックスながら佐久本先生らしい会話とストーリーのテンポのよさで読了感もよく、ノンストレスで読めました。カバー下が収録されてなかったのが惜しい…。一見相反するふたりのようで、相手の良さを知っていたり、他の友人には言えない愚痴を言えたりする内面的な繋がりが尊い日高と樋口。いいところで点呼に邪魔されたりするのも、寮生活という感じで乙でした。天然貴族をめんどくさがりつつも、そんな沙山の世話を焼くのが楽しくなってる様子の鰐部と感情を素直に表現する沙山がかわいらしい。やることやってる寮監の嶋と桐野。桐野の出会ったときからの一途さにきゅんとします。最後の花言葉のところで、あー原田が覚えてなくて良かったなと、一途を貫きましたね。こちらのお話の続編が出たのがうれしいです。
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