このレビューはネタバレを含みます▼
いじめをする人、しない人の根底にあるもの。
いじめをする人って、本当に弱い人ばっかりだなっと思う。喧嘩は出来ないくせに。
『自分より弱そうな命を握ると安心する』
根底はそこだと私も思います。
それを治せる人っているのかな?
普通に見えていても、それを持ってる人は沢山いる。
又、全ての人が、持っているものなのかもしれないが。わかりません。
生きていく環境で、それが増える人と無くなっていく人に分かれるのかな。
いや多分生まれもった性質とも思う。
『自分もそう思っていた』…本当かな?
(キツい言い方ですが…)
脱線しましたが、
彼の犯した罪は、どんな状況であれ許される事ではない。これから彼はどんな人生を生きていくのか…。
人はどこで間違えてしまうのか。
本当に弱くて、惨めなのは加害者と言うことが、
はっきりと描かれていると感じました。
ただ、ラストページ、主人公の表情はどこか悔しく、苛立ちや切なさ、複雑な感情が表現されていて、何故か自分もモヤっとなってしまう。
でもやっぱり罪は罪。
背負って生きていくしかない。