恋チン!
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恋チン!

カキネ

良かった!(2巻も拝読!)

ネタバレ
2022年3月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●1年越しに2巻を拝読。これはここまで読むべきでした。加美母に加えて和気母も出てきて、『ファーストバイト』もまるっと回収して下さってて、なんかこう、登場人物同士の繋がりが全部幸せに溢れていました。相変わらず明るい和気と、少し強くなった加美が、すごく幸せそう。良かったです。(以下は1巻拝読時のレビュー)
●まず『ソフレ部下!』に収録の16P短編『ファーストバイト』に関して、結構ガッツリとあちらの物語を引っ張っています。佐倉は本作でも大事な登場人物ですし、和気と加美の間に何度か出てくる「どうか幸せに…」のモノローグもあちらを読んでいれば一層印象的です。是非読んで!と思いますが、他作品メインのコミックスに収録されてるのでオススメしづらい。単独販売してくれれば…
●佐倉は…短編を読んでいるとかえって「まだ繋がってんの?!」「よくそんなこと言えるな?」と憤ってしまうかも。加美はもう折り合いついてるように見えますが、「気持ちを伝えず飲み込んだ」という事実は澱のように胸に溜まっていて、加美の諦めグセの大きな一因になってる。佐倉とはあの短編で終わった方が良かったのでは…とも思ったりして、私の個人的な折り合いは全くついていません…。和気が佐倉に噛み付いてくれて良かった。
●め、メイン二人の話を…!味音痴の和気が加美の料理に本能的に惹かれたのは、加美の心の奥にある「誰か一緒に食べてほしい」という思いが、和気の「誰かと一緒に食べたい」という隠れた欲求に触れたからかな…。二人の何か満たされない心が、食を通して表現されてる。それがだんだん、加美は「和気に食べてほしい」、和気は「加美と一緒に食べたい」になっていきます。
●こんなに求め合ってる二人なのに、加美の諦めグセが何度も発動…もう、徹底してます。和気は、どうやったら伝わるんだろうって試行錯誤。まっすぐすぎて時々余計なこと言っちゃう和気ですが、公共電波まで使っちゃいますが、彼のストレートな言葉が画面越しでも伝わって、加美はようやく自分の気持ちに正直になれるんです。加美母の晴れ晴れとした表情も良かったな。和気とちょっとキャラ近いかも。
●2巻の購入は迷っています。レビューでの評価も分かれてますね。二人の今後はとても気になりますが!田口のこともレビューでなんとなく分かったので、1巻の田口の言動は微笑ましく(?)見てました。
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