いつも隣に俺がいた
」のレビュー

いつも隣に俺がいた

綺月陣/周防佑未

倫章、カリブルヌスの鞘になる

ネタバレ
2022年3月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「いつも」シリーズ第5弾。
相変わらず異常な執着で暴走しまくる真崎を、受け止め献身的に支え続ける倫章。
誤解や思い込みやすれ違いの修正は身体で...いやーブレないな笑。

(ふざけた理由の)浮気問題からの〜公開プロポーズからの〜結婚式。
堂々としまくる真崎とシャイな倫章のやりとりを楽しめました。

そして、なんといっても真崎父、真崎一彦氏です。
世界に誇る大企業の代表としての広い視野と鋭い洞察力、そして父親としての深い愛情に胸を打たれるしかない...。
主役2人を差し置いて、一番好きな登場人物かも。
思慮深いながらも清々しい言葉の数々にカリスマオーラ全開です。
お互いへの想いを口に出せない究極の負けず嫌い同士、ほんと似たもの父子だよ...。

50手前の穏やかな関係を築いているシーン。
あちゃー...、最後にブッ込んできましたね!
どうやらこれで評価を下げているようです。
一応最終巻とのことでしたが、実は(もっと評価が分かれる)次巻が出ておりますよー。
(2015年8月/486p)
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