パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき(コミック)
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パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき(コミック)

鳴海みわ/影茸

セリフと状況が噛み合わない

2022年3月12日
例えば2人で宿に帰ったら、師匠が部屋(だだっ広い何もないホールみたいな場所)で待っていた場面。「師匠はいつも急に現れますね」とラウストが言うと、師匠は「それはこちらのセリフだ馬鹿弟子が」と言う。ナルセーナが「師匠?馬鹿弟子?」と首を傾げるとラウストが「師匠はなぜナルセーナを知っている?」と師匠に聞く。ここでもう読者は状況が把握できない。師匠がナルセーナと知り合いである説明がないのだ。その後も師匠がラウストの事を「治癒師の才能もなければ攻撃魔法の才能もなかった、努力でここまですごくなったのだな」「今では私でも勝てるかどうか」とナルセーナに話すけど、じゃあ冒頭でどうしてパーティーで解雇されたのかサッパリわからない。実際、簡単に魔物を剣で倒している。内容が矛盾だらけだし、この場面でなぜこのセリフ?という、理解不能な会話や場面状況がたくさん出てくる。作者だけが理解していて読者置いてきぼりの作品。
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