花丸漫画 恋の分量
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花丸漫画 恋の分量

斑目ヒロ

分量ですか?

ネタバレ
2022年3月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 悪魔シリーズはどこ読んでるのか分からないくらい混み合っているのに対し、こちらは引き算が多くて、えー!!って感じです。情報量が足りない。ミツ目線の描写がないからこそ静かにその時が来ます。そこもまた良い。
ミツって何者?プラトニックな恋愛であることが肉体〇係を持つより超越しているという考えをお持ちなんでしょうね。確かに、浮気をされたとして、どちらが腹立たしいかと問われたら前者な気がします。肉体を問題解決の方法として折り合いをつけてしまう、それは避けたいところ。しかも、支配欲が強すぎる。トバリに声をかけた時点で隙があるとターゲットにしていたのではないだろうか。ミツは初めから片鱗を見せていた。トバリはごく普通の感覚をお持ちで触れ合いを求めてしまった。この考え方が不均衡となってしまい、ここが分量のことなんですかね。ミツが今後求めているのは一緒にいることだけ。と言うことは、トバリが求めてしまった〇交渉は感情の無いまま、今後も問題解決方法として選択されてしまう可能性があるってことは否定できない。行為自体や最後のミツとの会話には優しさと粗暴の落差があって、ピーターパン症候群だから性に否定的なのかなと思いましたけれども。当初には考えられなかったサイコパスのような狂気が見えた。トバリは既にミツのプラトニックな恋愛というストイックな価値観を否定してしまって、越えてはいけない一線を越えてしまった。自分はできているから相手にも同等を求めるなんて、スイッチ押下済みの典型的なDV男じゃないですかね。自分のせいだと罪悪感を持たせミツの思い通りにコントロールされて、対等ではない主従関係が出来てしまっています。こっちが分量なのかな?
他の方のレビュー読んだら、過去の性的な問題も否定できないですね。どっちにしてもトバリは逃げた方がいいですね。助けてくれる友達がいないですから望み薄いですけど。
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