ぼくらの一線 -延長線-【コミックス版】
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ぼくらの一線 -延長線-【コミックス版】

鴈方ひのの

実家が無駄に複雑(笑)

ネタバレ
2022年3月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 上巻。
前作の冒頭にちょろっと映り込んでいた遊園地の写真(初デート)エピソード。
○○しないと出られない部屋(夢オチ?)
転勤先のヨーロッパにアゲハが会いに行くエピソード。
逆に咲良が日本に戻りアゲハの学園祭に行くエピソード。
…の4本立て。

あらすじをよく読むとオムニバス作品と書いてあるので、しっかり読まなかった私の責任ですが、飛び飛びエピソードではなく、本編のその後の2人が読みたかったので、少々肩透かし感がありますが、どれも可愛らしく満足。
本編では咲良にモヤモヤさせられましたが、オムニバスだとイベント優先なので、あまり気にならなかったところが良かったです(笑)

下巻。
こちらは上巻とは異なり、高校卒業後結ばれた後の2人のエピソードとなっています。

初めてのお酒編。
アゲハの母の結婚からの2人の結婚編。
ハネムーン編。
の3本。

無駄に複雑なアゲハの実家。
この設定必要??? と3回くらいツッコミを入れてしまいました。
とりあえず2人が何だかんだを乗り越えて結婚式! な結末は良かったけれど、もっと普通でも良かった気がします。
将来について色々悩みつつ2人で乗り越えていくエピソードが前向きで良かっただけに、2人の結末より実家の事情に目が行ってしまうほどの凝った設定はどうかと思いました。

お酒編、ハネムーン編はこれぞ王道という感じで安心して楽しめるだけに、ちょっと残念でした。
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