愛玩少年(水上シン)
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愛玩少年(水上シン)

水上シン

異端者としての、生。

2011年3月8日
江戸川乱歩か横溝正史の世界観を漫画にしたら、きっとこんな世界。
でも乱歩でも横溝でもない、作者自身の官能の世界…。

少年は、マントの男に足を触られたことによって、はじめて官能を知ります。
わたしは、彼らを通して、濃密な濃密な官能をみせつけられました。

絵はクセがあるように感じましたが、読み進めるうち、「この作品にはこの絵じゃないとダメだ!魅力が半減どころか激減する!」とすぐに気がつきました。あくまでも個人的な意見ですが…。

絵や物語や時代背景など、もろもろを含め、こういった作品が読めることにも感激しました。
それはもう大変に面白かったです。
わたしにとっては★は5つ以上です。
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