さらば、佳き日
」のレビュー

さらば、佳き日

茜田千

幸せになって…

ネタバレ
2022年3月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きなBL作家様の別名義とあり、今回1巻無料〜割引&ポイント還元もあったので既刊全て購読しました。
兄妹である桂一と晃、そしてその2人を取り巻く人間模様を描いた作品です。
桂一と晃が、駆け落ちしてきた新婚夫婦の体で田舎町を訪れ暮らしていくストーリー。
桂一も晃も、抱えた想いが大きくてドロドロしていて読んでて胸が苦しくなりました。
2人の話だけではなく2人の周りの人間もそれぞれのストーリーがあり、いろんな気持ちを抱えています。
特に印象的だったのは桂一を想う親友の剛くんと、晃に恋した民宿のオーナー夫婦の息子・浩太郎。
叶わないとわかっていても割り切れない感情をどうするか、それぞれに違いを感じましたね。
浩太郎には若い分青臭さを感じました。
7巻まで読み、この先一体どうしたらみんな幸せになれるのか、考えても答えが出ません。
晃は桂一と一緒に居られるのかな。今までいろんな気持ちを抑え込んで我慢してきたであろう晃が、思うままに過ごせる未来が来て欲しいなと思います。
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