このレビューはネタバレを含みます▼
3巻を読んで今更になって気づいたのですが、1巻の表紙でもある破られた写真はお父さん側はボロボロですが、奥さんと娘さんの方は綺麗になっています。これは、二人だけは傷つけないようにしてきた主人公の在り方なのではないかな?と、今更になって感じました。
奥さんは幼い頃に受けてきた境遇も見えてきており、自分の中で気持ちが溢れてしまう場面が多々あるけど、主人公は頑なに、それも知った上で守ろうとしているように見えます。奥さんは容姿がいいだけに、すり寄る男もいますが、見えない絆。娘さんの聡明さ。関係を狂わせるべく奸計を巡らす教員。よくわからないシングルマザー。これからどうなっていくのか。
今、一番気になる作品です。