婚約者に裏切られたので、子爵令嬢から王妃付き侍女にジョブチェンジしてみた【電子版限定書き下ろしSS付】
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婚約者に裏切られたので、子爵令嬢から王妃付き侍女にジョブチェンジしてみた【電子版限定書き下ろしSS付】

雉間ちまこ/煮たか

ラウルは、やっぱりおバカさん?

ネタバレ
2022年3月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 他の方のレビューにもありましたが、2巻が、これまでの2人のわだかまりとか、一連の事件の真相とか、一切明らかにせずに(全ては謎のまま)終わった事には、かなりイラッとしました。1巻が面白くて、次に期待していた分だけ、裏切られた感が大きいです。王弟妃が、はっきり言って気持ち悪い。人畜無害そうな様子ですが、ヒロインに対する執着が尋常じゃないし、腹に黒いモノを抱えているんじゃないの?と勘繰りたくなりますね。それにしても、王弟妃宮から盗まれた宝飾品に、ラウルがヒロインに贈った物が結構含まれていて、それらを王弟妃が身につけていたのを他の人間が目撃していた、と2巻に有りましたが、日々、護衛として王弟妃の近くに侍っているラウルが、自分がフィアンセに贈ったアクセサリーを王弟妃が身につけていて気付かなかった?(疑問に思わなかった)って、どういう事なんでしょうね。贈るだけ贈っておいて、その後のフォローも全くしてないとか、、でも、ヒロインを最後まで「私の婚約者」と言っている。。やっぱりおバカさんなんでしょうか。果たして王弟妃は、この件に、全くの無関係(無実)なんでしょうか?子爵令嬢の不審死も気になります。2巻で、一度、そもそも婚約破棄云々の元になった、舞踏会での一件について、ケリをつけて欲しかったですね。ヒロインは本音でぶつかるべきだし、ラウルもはっきりと自分の本心を言うべきだろう…そういう踏むべき段階をすっ飛ばして、頑固なヒロインの聞く耳持たない力技で婚約破棄!めでたし、めでたし…って、読者は、そんなんじゃ納得できません!
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