このレビューはネタバレを含みます▼
いつも欲してる王道ガッツリファンタジー。とにかく詩に彩られた世界観の造り込みが凄い。
砂の海の美しい自然現象や、寄り添って暮らす人々の慣習、植生や生き物なんかの不思議な世界の成り立ちが素晴らしかったです。謎が多いし、そっから争いで血に染まっちゃう殺伐としていく展開がなお良い。
特に後書きを読んで、この作品への興味がブチ上がりました。ネタ屋で古い外国人の “日記” と出会い、そこに書かれた記録を元にして作ったとの事。次に行ったらもう無かったというそのお店、そんな漫画みたいなお店あるんだ。後書きがネタかと思った。世界観を丸々引用したというその日記…どんなんかとても気になる。
まだ無料3巻のみなのですが、ちょっとずつ購入してこの世界観を拡げていきたいと思います。
…といいつつ(追記)全部大人買いしちゃいました。オウニ、シュアン、オルカの存在が切なくて苦ッツラ、最高。