このレビューはネタバレを含みます▼
最初は、まあ、普通でした。リルネットの似合わない悪役令嬢っぷりとか、彼女の国の国王以下貴族のクズぶりなどが目について、婚約者(王子)は「喰えないイケメン」くらいにしか思っていませんでした。が、だんだん、魔法でヒロインの自由を奪って事に及ぶとか、舞踏会から抜け出して事に及ぶとか…そして、極め付けの「置き土産」…。リルネットじゃなくても「この変態!何考えてんの!」と叫びたくなりますね。他の追随を許さない圧倒的な魔法力を有し、なんでも卒なくこなしてしまう、スーパーマンのような王子様ですが、涼しい顔して何を考えて、何をしているのか?もはや、普通の展開ではなく「この王子様、次は何をやらかしてくれるのかしら?」と変な方向に期待してしまう作品です。