ジェラシー[コミックス版]
」のレビュー

ジェラシー[コミックス版]

スカーレット・ベリ子

完成度が高い。

ネタバレ
2022年3月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本作の後にみのり→四代目を購読。どなたかのレビューに書かれていたように、それぞれのバックグラウンドからジェラシーがは発生する。卯一に振り回されていろんなトラブルが降ってくるけど、明虎さんとの絆が強固で誰も入り込めない。最後に卯一が身を引くことで愛することを覚え、心が成長したときの笑顔は美しかった。明虎さんの目線で同じ気持ちになったわ。
最後の作家さんのコメントにあるように、麻巳姐さんの気持ちにも近づいた気がした。1人の人間の感情や考え方、頭脳回路を余すことなく、そして決して中途半端にせず、完成度高く物語を完遂させた作家の力量に頭が下がります。きっと沢山の予備知識で土台を作り、いろんなところでさらに知識を得て、いろいろ考察し、一つの論文を仕上げたように完成させたのではと、その苦労を労いつつ、拍手で讃えます。お疲れ様でした。そして素晴らしい作品をありがとうございました。ちょっとこれを読んじゃうと他の作品が物足りなくなりそうで怖い気もしますが。それにしても麻巳姐さんはカッコいいね、好きだわ。
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