このレビューはネタバレを含みます▼
物語の前半はナミンが不憫過ぎて切ない。可哀想で可哀想で。唯一の救いだと思っていたお師匠さんも、実は自分本位の冷酷な人だったな。ある意味人間らしく醜い。ナミンを抱きしめてあげたくなるよ〜。
段々と若旦那の過去が明らかになって行き、トラウマに苛まれているのが分かり後半は若旦那が切ない。
ナミンが心の支えに成りつつある。二人が幸せになる未来はあるのか?悲劇で終わる結末だけは勘弁して欲しい。お願いだから。
ちょっと同情してしまった恋慕のチファのこれからが気になる。ミン殿に利用されているのに気づいている!?目を覚ましてくれ。高みの見物で掻き回すミン殿が許せない。天罰が下れば良い。
その後…。天罰下りました。ただスッキリとは行かない展開。若のこれからがますます心配になる。しかしナミンと出会った頃の若が想像できない程穏やかになりました。本当の愛を知ると人間ってこんなに変わるのね。悪鬼から観音様の表情へ。下働きの人や他人に対する態度も変わった。
4部突入でそろそろラストが近づいて来たけど。最後まで二人をしっかりと見届けたい。終わってしまったら寂しくて空虚になってしまいそう。これだけの長編なのに飽きさせず魅せるなあ。それほど面白く、作者様の超絶上手い画力を堪能しています。
追記3/10 完結!!長きに渡る連載本当にお疲れ様でした。ストーリーも画質も素晴らしいまま完結!大拍手です。ラストでは2人の苦難の日々が脳内を駆け巡り大泣き。
若の父の死は若の手による物だとは思いたくない。ナミンとの幸せの為だけに、ここまで試練に耐えてきた若がそんな愚かなことをする筈がない。結局、父と言う大きな呪縛を乗り越えることは困難だった。若の父は最後まで若を理解する事は無かったのだろうか?悲しい…。悲しいが私には生まれ変わったような若の姿にああこの人はもう大丈夫だと…。貴方がこの人を生まれ変わらせたんだよ、ナミン。この2人が永遠に幸せでありますように。