蟷螂の檻
」のレビュー

蟷螂の檻

彩景でりこ

もうこんなコマは見ることがないだろう

ネタバレ
2022年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 凄まじいコマが5巻冒頭にありました。火傷をおった全裸の典彦が、雪が降りしきる暗闇の中に消えてゆく…。しかも直前には人をぶすぶす刺して、蹴って、罵って、そして笑顔で消えてゆく。この1コマを見れただけでもう私は満足してしまって、その後の話があまりうまく飲みこめませんでした。それくらいの衝撃でした。すごいな、「BLにおける攻め」の固定観念を覆す存在でしたね、典彦は。すごいな。個人的には、坊ちゃんが幸せそうに笑っていたので、坊ちゃんにとってはハッピーエンドだったのだろうと思います。
いいねしたユーザ5人
レビューをシェアしよう!