はるのうららの
」のレビュー

はるのうららの

三崎汐

良作

2022年3月28日
僕の『普通』はいつも僕の大事な人を傷つける それならそんなものはもういらない ハルはそう思えたことが強かったと思います。子供故の精神的未熟さや思春期故の思い切りの良さ、瞬発力、そういった事由はある程度あるかもしれないが、人間の基本は9歳頃には自覚なくともほぼ確立されていると思うし、潔いこの決断がこの作品のキモだと思う。始まりがとても印象的だったので、もっと後の大人になってから当たり前に2人でいるところを描いて遡るような感じかと思ったら高校生止まりだったのと、お兄さんのことももっと知りたかったので星1つ減らしました。キャラが脇役一人一人までしっかりしていたのも良かった。
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