お狐様の異類婚姻譚
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お狐様の異類婚姻譚

糸森環/凪かすみ

5巻は胸が痛かった

ネタバレ
2022年3月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ コミカライズから来ました。
正直、読み始めの頃はもっとぼんやりとしたふわっとしたお話なのかと思っていたのだけど。
思ったよりも色々と練ったお話ですね。
妖や怪などが住む世界に迷い込んだ人の子、雪緒。
雪緒が白狐の白月に恋をしながら、妖や怪に振り回されながら色々な大変な目に遭っていくお話。
一癖も二癖もある怪や妖がみんなそれぞれ魅力的で。
1巻(コミカライズの3巻分)は世界観と雪緒と白月、宵丸の紹介のような、プロローグ。
1巻ラストの白月の独白(読者へのネタバラし)から話の先が気になり出して。
2巻から徐々に雪緒の神隠しに会う前のことや白月のことが分かり始めて、気づけば一気読み。
5巻がすごく読んでて辛かった。
何かにつけて雪緒が「恋がどうこう」言うのがちょっとしつこいわ!って思ってたはずなのに。まだ16〜17歳くらいの設定だもんね。胸が痛くて何度も泣いてしまった。
5巻ラストもしんどかったので読み進めるか迷いますが、気になるので読むんだろうな。
平穏な幸せな暮らしは望めないのか、まだまだ大変なことが続きそうですが、いつか毎日笑って暮らせるようになるといいな、と願ってやみません。
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