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芦原妃名子

全然本旨を理解できてないんだろうけど残る

ネタバレ
2022年3月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 芦原先生の作品ってなんでこんなにもいいんだろう。何が違うのだろう…!と毎回思います。山あり谷ありのジェットコースターというより、こう自転車で走行してる感じ(←?周りを見てるようでみてないような、見知った道を慣れで進んでいるような。上り坂とか下り坂よりも平坦な道の方がつまらなくて無味である意味きつくてブレーキかける時が1番意識があるようなそんな感じ。それでたまに天気がいいなとか風気持ちいなとか世界は美しいとか思える日もあるみたいな。←?…とにかく好きです!

感想))あの人もこの人もあんなこともそんなことも全部自分のpieceで、自分自身ではないけどどれも自分の一部。最後の場面でまるで全て成海母の掌の上だったみたいな描写があったけれど、ひかるだって手紙を届けようと自主的に動いたみたいに、みんな自分で選んで行動していってたと思う。判断するとき何にも影響を受けないなんてありえないのだし、した選択は紛れもなく自分のものでその価値も責任も全部自分のもの。って私は思いたい。作中何度も『人間は自分の都合の良いように改ざんする』ってモノローグ出てたけど客観的な想いや思い出なんて存在しないのだから私も改竄していい派です。
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