聖職者は愛を贖う
」のレビュー

聖職者は愛を贖う

桜旗とうか/唯奈

ヒーローsideで95%

ネタバレ
2022年3月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ そこが好きです。
タイトルが男視点なのに女視点な話ばかりで飽き飽きしていたので新鮮でした。
宗教国家が舞台で、とある目的のため聖職者の頂点に立ったヒーロー。
長年、探し続けていたヒロインが自身を殺すために現れ、どんな理由であっても傍に置くことに。
かつて子供だったヒーローを慈しんでくれたヒロインの父に、教会が行ったの仕打ちへの復讐を胸にヒーローは冷徹に生きてきた。
ヒロインは、恩人に聴かされたヒーローが父を陥れたという言葉からヒーローへの復讐を果たそうとしていたが、ともに過ごすうちに自分の本心に気づく。
ヒーローは、自分の行いがヒロインに与える影響に疎い(笑)。
ヒロインの恩人も、復讐を胸に隠しヒーローに近づいていた。
と言っても、ヒーロー個人に対するものとは違います。
惜しいのはヒロインが年齢に対し言葉遣いなど子供っぽいところ。純真無垢のキャラともいえますが、それが残念。
政教分離を果たし、ラストエピソードでは民衆の前でヒロインを花嫁にするヒーロー。
ちょっと物足りなさがあるのですが、単なるラブストーリーに飽きてる人にはオススメです。
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