このレビューはネタバレを含みます▼
本妻の子長男秀永、次男国永、愛人の子三男ナオ、四男リツの四兄弟。父親は社長でワンマンで金持ち。長男は真面目、次男は自由、三男は優秀、四男は5歳。跡継ぎ問題あり。愛人であるナオ達の母親が亡くなって、ナオはリツを連れて家を出ます。その祖母宅で、5年間音信不通だった国永と、ナオは再会します。この二人は昔から両想いです。…となると、かなりドロドロにもなりそうな人間関係ですが、スス先生なので、シリアス要素は全く無し。兄弟の逡巡や同性の迷いも無し。兄弟ですが、普通の恋愛にしか見えない明るいコメディです。でも雨宮家、男子を四人ももうけたのに、将来的に子孫繁栄はなさそう。父親の業の深さを感じる。笑えますが。