桜の時季に相応しい穏やかな読後感





2022年3月31日
過去に過ちを犯し、罪の意識で心に棘が刺さったままの水上。
好きになった同期の加久田によって、傷を抉られつつも、次第に澱みを浄化される話。
とにかく絵が綺麗で、裸やエチシーンも描き方が美しく(修正も甘い)、色気が漏れ出てました。
モノローグも文学的で、何より最後の兄の小説の一節には、締め括りにふさわしく、心を打たれました。
水上と加久田の話ですが、水上と兄の話としてもいい話でした。
桜と2人の美しさが目を惹く表紙ですが、
作中も心情を表すのに、効果的に桜が随所に描かれているので、ぜひ桜の時季に合わせて読んでいただきたい1冊です。
好きになった同期の加久田によって、傷を抉られつつも、次第に澱みを浄化される話。
とにかく絵が綺麗で、裸やエチシーンも描き方が美しく(修正も甘い)、色気が漏れ出てました。
モノローグも文学的で、何より最後の兄の小説の一節には、締め括りにふさわしく、心を打たれました。
水上と加久田の話ですが、水上と兄の話としてもいい話でした。
桜と2人の美しさが目を惹く表紙ですが、
作中も心情を表すのに、効果的に桜が随所に描かれているので、ぜひ桜の時季に合わせて読んでいただきたい1冊です。

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